線状降水帯に関する情報

2024年08月16日07時06分 発表

非常に強い台風第7号は、発達しながら北上し、16日は暴風域を伴って非常に強い勢力で、千葉県に接近するおそれがあります。千葉県では、暴風やうねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。千葉県では、引き続き16日夜にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

気象情報

2024年08月16日04時16分 発表
大雨(浸水害)警報が発表されました。

【千葉県芝山町】
 大雨警報
 暴風警報
 雷注意報

【浸水害危険度】
 16日明け方   :注意報級未満
 16日朝     :注意報級未満
 16日昼前    :警報級
 16日昼過ぎ   :警報級
 16日夕方    :警報級
 16日夜のはじめ頃:警報級
 16日夜遅く   :注意報級未満
 17日未明    :注意報級未満
 17日明け方   :注意報級未満
 特記事項:浸水警戒
【雨:最大雨量】
           1時間   3時間   
 16日明け方   :40ミリ  70ミリ  
 16日朝     :50ミリ  90ミリ  
 16日昼前    :80ミリ  140ミリ 
 16日昼過ぎ   :80ミリ  140ミリ 
 16日夕方    :80ミリ  140ミリ 
 16日夜のはじめ頃:80ミリ  140ミリ 
 16日夜遅く   :‐     ‐     
 17日未明    :‐     ‐     
 17日明け方   :‐     ‐     
【風危険度】
 16日明け方   :注意報級
 16日朝     :警報級
 16日昼前    :警報級
 16日昼過ぎ   :警報級
 16日夕方    :警報級
 16日夜のはじめ頃:警報級
 16日夜遅く   :警報級
 17日未明    :警報級
 17日明け方   :警報級
 以後も注意報級
 付加事項:塩害
【風:風向・最大風速】
 16日明け方   :北東の風 18メートル 
 16日朝     :北東の風 20メートル 
 16日昼前    :北東の風 20メートル 
 16日昼過ぎ   :北東の風 30メートル 
 16日夕方    :北の風  30メートル 
 16日夜のはじめ頃:北の風  30メートル 
 16日夜遅く   :北西の風 30メートル 
 17日未明    :西の風  20メートル 
 17日明け方   :西の風  20メートル 
【雷危険度】
 16日明け方   :注意報級
 16日朝     :注意報級
 16日昼前    :注意報級
 16日昼過ぎ   :注意報級
 16日夕方    :注意報級
 16日夜のはじめ頃:注意報級
 16日夜遅く   :注意報級
 17日未明    :注意報級
 17日明け方   :注意報級
 付加事項:竜巻、ひょう

気象情報

2024年08月16日00時43分 発表
暴風警報が発表されました。

【千葉県芝山町】
 暴風警報
 大雨注意報
 雷注意報

【風危険度】
 16日未明    :注意報級
 16日明け方   :注意報級
 16日朝     :警報級
 16日昼前    :警報級
 16日昼過ぎ   :警報級
 16日夕方    :警報級
 16日夜のはじめ頃:警報級
 16日夜遅く   :警報級
 17日未明    :警報級
 以後も警報級
 付加事項:塩害
【風:風向・最大風速】
 16日未明    :北東の風 13メートル 
 16日明け方   :北東の風 18メートル 
 16日朝     :北東の風 20メートル 
 16日昼前    :北東の風 20メートル 
 16日昼過ぎ   :北東の風 30メートル 
 16日夕方    :北の風  30メートル 
 16日夜のはじめ頃:北の風  30メートル 
 16日夜遅く   :北西の風 30メートル 
 17日未明    :西の風  20メートル 
【浸水害危険度】
 16日未明    :注意報級未満
 16日明け方   :注意報級未満
 16日朝     :注意報級未満
 16日昼前    :警報級
 16日昼過ぎ   :警報級
 16日夕方    :警報級
 16日夜のはじめ頃:警報級
 16日夜遅く   :注意報級未満
 17日未明    :注意報級未満
 特記事項:浸水注意
【雨:最大雨量】
           1時間   3時間   
 16日未明    :30ミリ  50ミリ  
 16日明け方   :40ミリ  70ミリ  
 16日朝     :50ミリ  90ミリ  
 16日昼前    :80ミリ  140ミリ 
 16日昼過ぎ   :80ミリ  140ミリ 
 16日夕方    :80ミリ  140ミリ 
 16日夜のはじめ頃:80ミリ  140ミリ 
 16日夜遅く   :‐     ‐     
 17日未明    :‐     ‐     
【雷危険度】
 16日未明    :注意報級
 16日明け方   :注意報級
 16日朝     :注意報級
 16日昼前    :注意報級
 16日昼過ぎ   :注意報級
 16日夕方    :注意報級
 16日夜のはじめ頃:注意報級
 16日夜遅く   :注意報級
 17日未明    :注意報級
 以後も注意報級
 付加事項:竜巻、ひょう

南海トラフ地震関連解説情報(第7号)

2024年08月15日17時02分 発表

【概要】
 8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震の発生に伴って、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられたことから、8月8日19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。地震の発生から1週間経過したことから、本日(15日)17時をもって、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う政府としての「特別な注意の呼びかけ」を終了しています。南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、「日頃からの地震への備え」を引き続き実施してください。

【本文】
 8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1(モーメントマグニチュード7.0)の地震が発生しました。この地震の震源付近の地震活動は、8日の地震発生当初は活発でしたが、時間の経過とともに低下しています。しかし、平常時より地震が多い状況が継続しており、現状程度の地震活動は当分続くと考えられます。
 8日16時から本日(15日)14時までに南海トラフ地震の想定震源域(8月8日の地震の震源域周辺を含む)で発生した震度1以上を観測した地震の回数(速報値)は次の通りです。
 8日16時から24時まで  8回(震度6弱:1回、震度2:2回、震度1:5回)
 9日00時から24時まで 11回(震度3:1回、震度2:2回、震度1:8回)
10日00時から24時まで  2回(震度2:1回、震度1:1回)
11日00時から24時まで  2回(震度3:1回、震度1:1回)
12日00時から24時まで  1回(震度1:1回)
13日00時から24時まで  0回
14日00時から24時まで  0回
15日00時から14時まで  0回

 また、ひずみ観測点では、マグニチュード7.1の地震に伴うステップ状の変化が観測されていますが、地震後に通常みられる変化以外は今のところ観測されていません。東海から紀伊半島の深部低周波地震(微動)活動に伴う変化が付近のひずみ計等で観測されていますが、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。8月8日21時頃から、日向灘及び九州地方南東沖で浅部超低周波地震を観測しています。この現象は従来からも繰り返し観測されてきた現象ですが、発生頻度・規模等発生様式については今後も観測・研究が必要です。また、8日の地震発生後、宮崎県南部を中心に、地震後の余効変動と考えられる地殻変動を観測しています。余効変動自体はM7クラス以上の地震が発生すると観測されるものですが、今回の余効変動は、そのような地震後に観測される通常の余効変動の範囲内と考えられます。なお、地震直後に余効変動のメカニズムを見極めることは困難であり、ある程度の期間、観測を続ける必要があります。
 そのほか、8月5日頃から、紀伊半島沖で地殻変動に起因するとみられる孔内間隙水圧の変化を観測しています。この現象は従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
 このように、8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。

 8月8日の地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられたことから、8月8日19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。
 政府では、8月8日16時43分頃の日向灘を震源とする地震の発生から1週間経過したことから、本日(15日)17時をもって、南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表に伴う政府としての「特別な注意の呼びかけ」を終了しています。
 過去の世界的な事例をみると、大規模地震の発生の可能性は、最初の地震(8日の地震)の発生直後ほど高く、時間の経過とともにその可能性が低下していく傾向がありますが、最初の地震から1週間以上経過した後に大規模地震が発生した事例もあります。
南海トラフ沿いの大規模地震(マグニチュード8から9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から約80年が経過していることから切迫性の高い状態です。
 南海トラフ沿いでは、いつ大規模地震が発生してもおかしくないことに留意し、「日頃からの地震への備え」については、引き続き実施してください。
 気象庁では、引き続き注意深く南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視します。

※モーメントマグニチュードは、震源断層のずれの規模を精査して得られるマグニチュードです。気象庁が地震情報等で、お知らせしているマグニチュードとは異なる値になる場合があります。

線状降水帯に関する情報

2024年08月15日16時50分 発表

強い台風第7号は、発達しながら北上し、16日は暴風域を伴って非常に強い勢力で、千葉県に接近するおそれがあります。千葉県では、暴風やうねりを伴った高波、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。千葉県では、15日夜から16日夜にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。

【防災防犯情報】気象情報(台風第7号)について

総務課から気象情報についてお知らせします。
千葉県では、台風第7号の接近により、16日から17日にかけて、大雨や暴風となる見込みです。今後の気象情報に十分注意し、台風の接近に備えましょう。
・車の燃料の確認
・備蓄品の確認、準備(数日分の食糧・飲料、その他生活に必要な物品)
・ハザードマップの確認
・避難先の確認
など、事前の確認や対策を行いましょう。

【町からのお知らせ】台風等に対する農作物等の技術対策について

 近年、豪雨等の発生回数が増加しています。日頃から周到な準備を進め、施設の修理や点検を怠らないようにしましょう。
 農作業及び農地・農業用施設の見回りを行う前には、気象情報を十分に確認し、身の安全を確保したうえで、人命を最優先に行動するようお願いします。
 
 町ホームページで事前対策・事後対策について公開していますのでご参考ください。
 
 URL:https://www.town.shibayama.lg.jp/0000005753.html

 また、台風等により、農地や農業用施設等に被害が発生した場合は、記録用に写真(被害箇所が分かるもの及び全体が分かるもの)を撮っていただきますようお願いします。

熱中症警戒アラート

2024年08月15日05時00分 発表

千葉県では、今日(15日)は、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがあります。室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごすなど熱中症予防のための行動をとってください。

<熱中症予防のための行動>
まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごしてください。その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしてください。
涼しい環境で過ごすことができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。

<特に実施していただきたいこと>
・脱水状態にある人、高齢者、乳幼児、からだに障害のある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人などが、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。これらの方々は、自ら積極的に対策を実施し、周囲の方も声がけを実施しましょう。
・管理者がいる場所やイベント等では、責任者が、暑さ指数などを実測の上、適切な熱中症対策が取れていることを確認ください。

[今日(15日)予測される日最高暑さ指数(WBGT)]
我孫子31、香取31、船橋32、佐倉31、銚子34、横芝光33、千葉31、茂原32、木更津31、牛久32、坂畑32、鴨川32、勝浦33、館山32
全国の代表地点(約840地点)の暑さ指数は、熱中症予防情報サイト(環境省)にて確認できます。個々の地点の暑さ指数は、環境によって大きく異なりますので、黒球の付いたWBGT測定機器等を用いて独自に測定していただくことをお勧めします。身近な場所での暑さ指数を確認した上で、熱中症予防のための行動を行ってください。

暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数です。
[暑さ指数(WBGT)の目安]
 31以上:危険
 28以上31未満:厳重警戒
 25以上28未満:警戒
 25未満:注意

[今日(15日)の予想最高気温]
千葉34度、銚子32度、館山34度

この情報は暑さ指数(WBGT)を33以上と予測したときに発表する自分の身を守るための気づきを促す情報です。予測対象日の前日17時頃または当日5時頃に発表します。
予測対象日の前日に情報(第1号)を発表した都道府県では、当日の予測が33未満に低下した場合でも5時頃にも情報(第2号)を発表し、熱中症への警戒が緩むことのないように注意を呼びかけます。

熱中症警戒アラート

2024年08月14日17時00分 発表

千葉県では、明日(15日)は、気温が著しく高くなることにより熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがあります。室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごすなど熱中症予防のための行動をとってください。

<熱中症予防のための行動>
まずは、室内等のエアコン等により涼しい環境にして過ごしてください。その上で、こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしてください。
涼しい環境で過ごすことができない場合(自宅のエアコンが故障した場合等)は、衣服を緩めることや重症化等の予防に、皮膚を濡らしてうちわや扇風機で扇いだり、氷やアイスパックなどで冷やすことも対策として考えられます。

<特に実施していただきたいこと>
・脱水状態にある人、高齢者、乳幼児、からだに障害のある人、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さに慣れていない人、病気の人、体調の悪い人などが、熱中症にかかりやすい「熱中症弱者」です。これらの方々は、自ら積極的に対策を実施し、周囲の方も声がけを実施しましょう。
・管理者がいる場所やイベント等では、責任者が、暑さ指数などを実測の上、適切な熱中症対策が取れていることを確認ください。

[明日(15日)予測される日最高暑さ指数(WBGT)]
我孫子31、香取30、船橋31、佐倉30、銚子32、横芝光33、千葉31、茂原32、木更津32、牛久32、坂畑32、鴨川32、勝浦33、館山32
全国の代表地点(約840地点)の暑さ指数は、熱中症予防情報サイト(環境省)にて確認できます。個々の地点の暑さ指数は、環境によって大きく異なりますので、黒球の付いたWBGT測定機器等を用いて独自に測定していただくことをお勧めします。身近な場所での暑さ指数を確認した上で、熱中症予防のための行動を行ってください。

暑さ指数(WBGT:Wet Bulb Globe Temperature)は気温、湿度、日射量などから推定する熱中症予防の指数です。
[暑さ指数(WBGT)の目安]
 31以上:危険
 28以上31未満:厳重警戒
 25以上28未満:警戒
 25未満:注意

[明日(15日)の予想最高気温]
千葉34度、銚子32度、館山34度

この情報は暑さ指数(WBGT)を33以上と予測したときに発表する自分の身を守るための気づきを促す情報です。予測対象日の前日17時頃または当日5時頃に発表します。
予測対象日の前日に情報(第1号)を発表した都道府県では、当日の予測が33未満に低下した場合でも5時頃にも情報(第2号)を発表し、熱中症への警戒が緩むことのないように注意を呼びかけます。

南海トラフ地震関連解説情報(第6号)

2024年08月14日15時30分 発表

【概要】
 8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震が発生しました。この地震の発生に伴って、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられたことから、8月8日19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。引き続き、政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。

【本文】
 8月8日16時43分頃に日向灘を震源とするマグニチュード7.1(モーメントマグニチュード7.0)の地震が発生しました。この地震の震源付近では、その後も地震活動は活発な状態が続いています。
 8日16時から本日(14日)12時までに南海トラフ地震の想定震源域(8月8日の地震の震源域周辺を含む)で発生した震度1以上を観測した地震の回数(速報値)は次の通りです。
 8日16時から24時まで  8回(震度6弱:1回、震度2:2回、震度1:5回)
 9日00時から24時まで 11回(震度3:1回、震度2:2回、震度1:8回)
10日00時から24時まで  2回(震度2:1回、震度1:1回)
11日00時から24時まで  2回(震度3:1回、震度1:1回)
12日00時から24時まで  1回(震度1:1回)
13日00時から24時まで  0回
14日00時から12時まで  0回

 また、ひずみ観測点では、マグニチュード7.1の地震に伴うステップ状の変化が観測されていますが、地震後に通常みられる変化以外は今のところ観測されていません。紀伊半島及び伊勢湾の深部低周波地震(微動)活動に伴う変化が付近のひずみ計等で観測されていますが、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。8月8日21時頃から、日向灘及び九州地方南東沖で浅部超低周波地震を観測しています。この現象は従来からも繰り返し観測されてきた現象ですが、発生頻度・規模等発生様式については今後も観測・研究が必要です。また、8日の地震発生後、宮崎県南部を中心に、地震後の余効変動と考えられる地殻変動を観測しています。余効変動自体はM7クラス以上の地震が発生すると観測されるものですが、今回の余効変動は、そのような地震後に観測される通常の余効変動の範囲内と考えられます。なお、地震直後に余効変動のメカニズムを見極めることは困難であり、ある程度の期間、観測を続ける必要があります。
そのほか、8月5日頃から、紀伊半島沖で地殻変動に起因するとみられる孔内間隙水圧の変化を観測しています。この現象は従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
このように、8日の地震の発生後、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていません。

8月8日の地震と南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられたことから、8月8日19時15分に南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。
 政府では、南海トラフ地震防災対策推進地域に対して、8日の地震発生から1週間、日頃からの地震への備えの再確認や、揺れを感じたら直ちに避難できる態勢をとるよう呼びかけています。引き続き、政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとってください。
 気象庁では、引き続き注意深く南海トラフ沿いの地殻活動の推移を監視します。

※モーメントマグニチュードは、震源断層のずれの規模を精査して得られるマグニチュードです。気象庁が地震情報等で、お知らせしているマグニチュードとは異なる値になる場合があります。